愚かな女

なんで悲しいのかわからない1人で家でお酒を飲んで泣くなんてまるで歌謡曲

縁切り神社も行ったし

恋心なんてとっくの昔になくなってる

なのに何故こんなに傷付く?

何が悲しい?

自分が自分でわからない

精神崩壊した女を見た

彼は何故こんな頭のおかしい女と付き合っていたのだろう?

嫉妬に狂い

正気を失った

醜い女

愛した人に受け入れられないことを

自分のせいだと思えない愚かな女

人のせいにして

現実を受け入れられない女

誰かを好きになることは自己責任だ

捨てられて

怒りと憎しみで相手を責めても

愛情は戻ってこない

気が狂った女は醜い

その醜い女を見て

何故傷付いたのか

愛した男が

こんな醜い女を好きになったから

傷付いたのか?

たぶんそうだ

過去だろうが、好きになった男には

見る目がある男であってほしい

私の愛した男は愚かだ

頭のおかしい女に嫌気がさして

別れを切り出したのに

別れてもらえない

ストーキングされて

男まで精神崩壊の一歩手前になってる

自業自得だ

男が女を狂わせたかもしれない

でも恋愛の終わりはどちらかだけのせいではない

昔、私も狂いそうになった

心身共にボロボロになって

未だにトラウマもある

でも彼女のように壊れなかった

メンタルの強さには個人差がある

でも私だって強くない

私も愚かな女だ

じゃあ何故彼女のように精神崩壊しなかったか

たぶんそれは

誰かに誇れるほど

彼を愛したから

醜い女を見て思った

執着は愛情じゃない

ただの依存だ

大勢の人の前で彼を困らせて嫌がらせをして

お酒の瓶で私を殴ろうとして

妄想で私を罵倒しまくり

謝罪を求める女

ただの精神異常者

ギャンブルやお酒の依存と一緒

それは愛でもなんでもなくとても身勝手で

彼を愛してるのではなく

ただ自分が愛されることに執着しているだけだ

愛することは

自分の感情を押し付けることじゃない

相手を思いやること

誰かを無償で愛することは

誇れること

私はたしかに彼を愛していた

その誇りが

私の強さになった

そんなに愛した男は

相変わらず見る目のない

愚かな男だった

そんな男を心から愛したこと、

そして、いまだに頼ってくる男を

拒絶できず面倒みてしまう自分に嫌気がさした