じいちゃん? 心には思っているけど。。。編
かかりつけ医で、
大きな病院へ行くことを勧められ、
紹介状を書いて頂きました。
予約を入れてもらいましたが、
一番近い日でも10日以上も先でした。
かかりつけ医で受診した数日後、
体調がかなり悪くなり、
予約日を待たずに行くことにしました。
夜に旦那に話すと、
予約日まで待った方がいいじゃないの?って。
でも、もう予約はキャンセルしています。
どれだけ待つか分かりませんが、
早い方がいいような気がして。。。
(早く行って大正解でした)
とにかく動けない舅。
なんと姑は舅を、
5時から起こしていたそうです。
いや〜、そんなに早くなくっていいのに。
8時頃に出ようと車を移動させ、
姑たちに出発準備を促します。
舅が車に乗る間に私は洗面、化粧。
支度が出来上がり外に出ると、
舅の姿は外にありません。
外にいないどころか、
家の中で先ほどと同じ位置の舅。。。
ようやく玄関まで行って靴を履き立ち上がったら、
「トイレ」「うんちが出そう」と言い出す舅。
姑に玄関近くまでポータブルトイレを持ってくるように言い、
靴を脱がせるために舅を座らせました。
「出っちゃった」
あ〜あ。
着替えさせ、ようやく家を出たのですが、
数分後、姑が着替えを忘れたって自宅に戻り、
けっきょく家を出たのが9時少し前。
予約ではないないのでかなり待ちました。
舅が大人しく待ってくれるか心配でしたが、
3時間以上も狭い車いすで静かに待ってくれました。
診察前の看護師さんとの面談前に、
またもやトイレ。
しかもまたまた着替えが必要で。。。。
(着替えを取りに行ってよかったです)
帰り、車に乗せる際も臭うのですが、
オナラかもしれないし、
着替えもないので何も聞かず自宅へ帰りました。
ようやく自宅に帰ると2時近くでした。
車のシートはやはり臭いました。
ファブリーズをしましょう。
夕方、様子うかがいをすると
何度も着替えさせた姑は、
疲れ果てていて、
二人でお昼寝をしていたそうです。
姑に聞くと家に着いたら、
「出る…出ちゃった」だったそう。
ああ、やっぱり出ていたんだ。。。
でも黙っていたのね。
気持ち悪かったね。
ごめんね、じいちゃん。
しかも姑がオムツを買いたいって言うので、
途中ドラッグストアにも寄っていました。
何度も着替えさせた姑は疲れたことでしょう。
舅に「ばあちゃんにありがとうを言わないかんね」って言うと、
「心には思っているけど…」ですって。
「死んでからでは遅いよ」と言うと、
泣きそうになりながら、
「ありがとう」って
「お義母さん、ありがとうって、聞こえた?」
「私じゃなく、○子さん(私の事)に言わなあ」
って照れていました。
舅は私にはよく言ってくれるからいいのよ。
だって、嫁に逆らうと逆襲が怖いんもんね(ФωФ)???・・・
カメラで検査をするか、
来週までに相談してくださいって先生。
この日は時間的に血液検査のみでした。
MRの予約は翌日取れ再び病院へ行くことに。
カメラで検査はどうしましょうか。
検査をするのには、
2リットルの下剤を飲み、
何度もトイレへ行くことになります。
ただでさえ水分を取らない舅、
2リットルなんて飲めそうにありませんし、
それに立ち上がってトイレに行くのだって大変です。
舅も難しいって言うので、
今の舅ができる範囲でと思っていました。
翌日に再び病院へ行ってMRを撮り自宅へ。
その夕方、先生から電話がありました。
予約した来週ではなく、
近日中に来てくださいって。
なに?
何か問題があったの?
既に旦那には電話されているようです。
無理ではなければ本人もっておっしゃるので、
楽しみにしていたデイはお休みにさせました。
そして私たち3人で先に病院へ行き、
旦那は仕事を早退して後から病院へ。
先生の話では大腸に影があり、
おそらくガンであろうって事でした。
さらには大腸と小腸との境目が詰まっているそうで、
場所が場所なので開腹手術になるそうです。
そして人工肛門に。
手術をしない場合、
4日以内に便交じりの嘔吐を大量にしてしまうそうです。
その場合は連れてきてくださいって。。。
人工肛門をしたらその管理をずっとしないといけません。
舅は自分では決めれない、
お前たちで決めてって。
姑もどうしようって悩んで、
「連れて帰る」って
え〜連れて帰るの?
それでいいのか?って旦那。
もちろん手術ができるかは検査の結果次第。
術後も寝たきりになる可能性もあるそうです。
今の舅を見ていれば、
おそらくそうなるでしょう。
舅は「手術をしないとあと何年?」って。
いや〜、じいちゃん、
『年』じゃなくって『日』だけど。。。
手術をしたら必ず助かる、元気になる、
そんな保証はどこにもありません。
もしろ手術をして体力が落ち、
合併症などで亡くなる可能性もありますが、
しなければ近日中には大変な事になる。。。
もちろん何もせず、
ありのままを選択する事も可能です。
でも、今の今、決めるのは難しいです。
電話を頂いた時に、
少しでもお話ししてくれていたら。。。
旦那は先生から電話があった際に、
そんなに悪いの?と尋ねたそうですが、
答えてくれなかったそうです。
なんか看護師さんからは無言の圧力を感じ、
結論を出しました。
(おそらく私たちが最後の患者でしょう)
手術をすることにして、
そのまま舅は入院となりました。
舅は、当日入院部屋の1人部屋で、
ココで一人?って泣き顔でした。
だって入院しないと。。。
出来たらそんな日は少しでも先がいいし。
そしてもう一つ気になる事が。
がんを本人に告知するかどうかって、
そう言った相談は事前に無いの?
いきなり先生、この影はがんでしょうって。
今の時代、告知は当たり前なんでしょうか。。。
(爪のお手入れ中の母猫)
つづく
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あしからず。