故郷

クラス会のついでにあれこれ詰め込んだせいで忙しい帰省になった。

その分、盛りだくさんで楽しかった。

兄の梅作りは本格的になり過ぎ、繁忙期には助っ人がないと手に負えないようだ。

来年は梅採りに参戦しようかと思う。

兄嫁の梅加工はさらに本格的で、完全にプロ。

『梅干』は言うに及ばず。

『梅酢』は100本を即完売。

『梅ジュース』も好評で、来年の梅祭り用に販売を中止していると言う。

料理のソース用などに使う『梅ジャム』もなかなかの売れ行きとか。

詰めてあるビン、貼ってあるラベルもデザイナーに依頼。

梅干を漬ける塩まで厳選していると聞いて驚いた。

来年は収穫量が2トンを越えると兄は息巻いていた。

故郷の島田には大井川に架かる木の橋としては日本一長い橋がある。

蓬莱橋というその橋のたもとに市の観光協会が運営する茶屋ができた。

兄嫁はそこで店員をしながら、自作の梅商品も並べて販売しているそうだ。

写真は茶屋から見た蓬莱橋

あんなところに客が来るのかと聞いたら、外人が沢山来るそうだ。

だから、店員はそれぞれ外国語を話し、8カ国語に対応できると言う。

兄嫁はドイツ語担当。静岡空港の出来た影響らしい。

いろいろ話をしていたら、その運営主体の市の観光協会会長がクラスメートだった。

兄姉、友人と話をしていたら、あちこちで人が繋がった。

子どもの頃は知らなかった父や母の繋がりまで分かって驚いた。

たまに故郷に帰るのも楽しいですね。