女性の体調不良は、女性ホルモンが原因? - バランスの良い食事がもたらす恩恵

女性は、体も心もお肌もすべて女性ホルモンでコントロールされています。

肩こり、頭痛、腰痛、むくみなどのからだの、不調。

イライラ、気分の落ち込み、不眠などの心の不快感。

シミ、しわ、乾燥、吹き出物などのお肌のトラブル。

これらは、女性ホルモンの影響によって引き起こされています。

女性ホルモンとは

一つは、卵巣から分泌される女性ホルモン「プロゲステロン」です。

プロゲステロンは黄体ホルモンとも呼ばれ妊娠を助けるホルモンです。

妊娠したのちも、妊娠を継続させる働きを持っています。

もう一つの女性ホルモンは、「エストロゲン」です。

エストロゲンは、卵胞ホルモンとも呼ばれ、妊娠に備え子宮内膜を厚くしたり、卵を作るホルモンです。

女性はホルモンの状態から、ひと月を卵胞期、排卵期、黄体期、生理と4つの時期に分けることができます。

まず卵胞期は、エストロゲン(卵胞ホルモン)がたくさん分泌されます。

エストロゲンが多く分泌されると、体調も良く、お肌の状態もよく、気分も安定します。

ひと月のうちで一番快調に過ごせる時期でしょう。

ですが、これは生理が終わってから排卵までのだいたい8〜10間程度です。

その次にやってくるのは、排卵期です。

卵巣の中で育った卵が成熟卵胞となり、卵子が飛び出します。

この前後2〜3日が排卵期です。

次は、黄体期です。

排卵後の卵胞は黄体となり、プロゲステロン(黄体ホルモン)とエストロゲンを分泌します。

特にプロゲステロンの分泌が多くなり受精卵着床の準備に入るとともに、体温も上がり高温期に入ります。

生理が始まるまでの約12日間が黄体期です。

この黄体期は、女性にとってはつらい時期ともいえるかもしれません。

なぜなら、黄体期に分泌されるプロゲステロンは人によっては腹痛、腰痛、頭痛など体調不良を引き起こしたり、精神的に不安定になりイライラしたり、肌荒れしやすくなったりします。

このつらい黄体期が終わると、生理が来ます。

このように女性は、体も心もホルモンによって大きく変わるのです。

上手に女性ホルモンと付き合っていく必要がありますね。

不調を和らげる方法をいくつか紹介します。

上手に女性ホルモンと付き合うために ?入浴を習慣化する

湯船に浸かることで汗をかき、全身の血行を促進し冷えが解消され、むくみもとれます。

また、汗をかくことで新陳代謝を促し、肌荒れや乾燥にも有効です。

上手に女性ホルモンと付き合うために ?ハーブティを活用する

ハーブには不調を整える力があります。

お茶として飲むと比較的簡単に摂取できますね。

ハーブにはたくさんの種類があり、それぞれ効果も違います。

症状にあったハーブティーで、味と香りを楽しみましょう。

上手に女性ホルモンと付き合うために ?サプリメントを活用する

年齢を重ねていくと、肌つや、シミ、しわなどお肌の悩みも増えてきます。

40代前後くらいから、卵巣機能の低下とともにエストロゲンの分泌も減少していきます。

そのため、心も体もデリケートになりがちです。

年齢と共に減少していく女性ホルモンを増やすことは出来ませんが、補うことは出来るのです。

バランスのとれた食事や良質な睡眠、適度な運動など基本的な生活習慣に、サプリメントを取り入れるとよいでしょう。

サプリメントは食事ではとりきれない成分も多いので、上手に活用しましょう。

このように、女性の体は女性ホルモンの働きによって体も心もお肌も変わります。

いつまでも若々しくいられるように、上手に付き合っていきましょう。