今と昔のスイングの違い

私がゴルフをやりだしたころに師匠に言われた言葉が、20歳以上年齢が離れた人から教わるなという言葉がありました。

これは、20年経つとクラブも進化をし、スイングも進化するので、全く違うものになるという意味でした。

そう私に教えてくれた師匠も今では、自分のスイングは現代のものとは違うというほど、時は流れているわけです

このスイングや道具の進化や変化にまったくついていけなくなったら私も引退ですね

ただ、この昔の理論というものを今からゴルフを始める人に教えている人を見ると、ちょっと胸が痛くなります

例えば、昔よく言われたのだと

トップからクラブを縦て降ろす。

身体の回転を止める。

インパクトでヘッドを返す。

確かに20年以上前のパーシモンの時代だとこうやって打っていたのだと思います。

そうしないと打てないクラブだったんだとも思います。

ただ、今のトッププロで、このスイングをしている人はまずいないです

全く逆です。

クラブはシャローにして降ろす。

身体は回せ。

ヘッドは返すな。

って感じですよね。

ゴルフは年配の方から教わってスタートした人が多いと思いますので、どうしてもこの20年以上前の上の理論からスタートするわけです

そしてその古い理論をまたその教わった人が他人に教えるので、どんどん拡散するというわけです。

そうするとようは、真逆のことをやっているんです。

今の道具やスイングと真逆のことをやってしまうので、あとから修正するのがたいへんなんですよね

ただ古いスイングでもそこそこのスコアならでます。

昔はそれで正しかったんだから。

このあたりが、マイナーチェンジかフルモデルチェンジかなんですよね。

だから生徒さんが二人ならんでいても、どちらを選択したかによって、教えることも真逆になったりするわけです。

でもそれならなぜ新しい理論になったのか?ってことですよね。

ようは、簡単だからです。

昔のスイングより簡単だからそうなったんですよね。

道具の進化によって、昔みたいな複雑な動きをせずにシンプルに体回したら打てるようになった。

なのにその道具をつかってヘッド返すわけです。

ゴルフ経験がない人が同じ練習量でやったなら、圧倒的に最新の方法のほうが上達します。

だったら同じ練習するならって思いますよね

このあたりが、名選手、名監督にあらずといいますか、シングルだから教えるのがうまいというわけではないというところと、ゴルフを難しくしているところだと思います。

これからも縦におろして手を返しますか?