巻機山? ( 登山 )

2018/10/08(月)     天候 : 曇り時々晴れ

コース : 三合目桜坂駐車場-五合目-前巻機山-井戸尾根コース分岐-巻機山-牛ヶ岳-井戸尾根コース分岐-割引岳-井戸尾根コース分岐-五合目-三合目桜坂駐車場

5:35出発  15:10帰着  9時間35分

 道の駅 南魚沼で四時起床。途中のコンビニで朝食を摂って、昨日と同じ登山口の駐車場。空の様子は?。やっと明るくなり始めた頃合いですが、晴天に向かう様子ではありませんが、天気予報では雨の心配はありません。昨日と比べられぬ程の多くの車両、もちろん多くのハイカーです。気になる点は、警察と消防の車両が数台です。聞けば、昨日の雨天行軍で、遭難した75歳の老人ハイカーを救助するとのこと。あんな悪天で向かうのだもの。きっと、引き返す私と行き違った多くのハイカーの内の一人でしょう。尚、最後の二枚の写真、山頂下の避難小屋からヘリに引き上げられる救出風景です。

 昨日歩いた五合目までは、容易く脚が運ばれます。そして、それを過ぎると黄や紅の葉がアーチの樹林帯。コースタイムでは長い長い行程ですが、天狗岩や色付く木々を眺めていると、気持ちも軽く歩けます。そして七合目を過ぎた辺りから眼下に広がる紅葉風景。前巻機山を通過して、救出場所の避難小屋では足止めです。珍しい経験をできましたが、蛇足的なロスタイム。そして、最後の一登りで“巻機山”の標柱の立つ稜線出合に到着です。

 てっきり、ここが巻機山の頂と思っていましたが、どうやら山頂と呼ばれている標高の一番高い場所は別にあるらしい。稜線出合の分岐は、牛ヶ岳と割引岳へのT字の起点。何となくで、牛ヶ岳へ向かうとケルンが積まれ、そこが山頂と云うから意味不明。そこから、牛ヶ岳へ向かう最中に色々と考えてしまいました。そもそものお話、巻機山と云うピークは存在しないのでは?。赤城山八ヶ岳と同様で、その山塊を指した名称なのでしょうか?。そのように考えれば、ケルンの積まれた場所に、三角点も無ければ標柱も無いことは納得です。そこは、ピークハントだけを目的にする人達が作った、虚偽の場所と云うことです(私見です)。そんな次第で、一時間近く休憩を取った牛ヶ岳の次は割引岳へ向かいます。この二座を中心とした山並みが巻機山なのですから(こちらも私見です)。行っておかないと、後悔する日が来るかもしれません。

 あっちへ、こっちへとピークハントを済ませて、のんびり下る下山路です。曇天基調であった往路での紅葉、それを青空の下で見られるのなら。そんな願いが通じたのか、今日一番の日差しの下、眼下に眺めた黄、紅、緑。その配色具合は素晴らしい。流石は紅葉に定評のある巻機山。多くのハイカーが訪れることに納得です。

 九時間を越えた長い山行でしたが、意外と疲労を感じぬ気楽さでした。車両の随分と減った駐車場で帰り支度、そして長い長い帰宅の途。何時に帰宅できるのか。遠征の楽しさのリバウンドが帰路の憂鬱さ。三連休の最終日で大渋滞の関越は下里SAのスマートインターから下車して、秩父を抜けて甲府まで。顔馴染となっている甲府セブンイレブンの定員さんと、「新潟は遠いよぅ〜」 と軽い会話を楽しみ、 21:30に帰宅できたから有難い。ゆっくりと晩酌が出来たしね!。