ボロが出始めたカラダではあるけど - 亜州南溟奇譚

今回2年ぶりにタイ旅行にやってきたが、意気込みとは裏腹に数々の体調不良に見舞われて散々な旅になってしまった。

まず最初に悩まれたのはぎっくり腰で、出発数日前からなんとなく骨の関節部分が緩いな〜とは思っていたが、ついに旅初日マニラの空港に向かう車の中でグリっといってしまい、狭いエコノミー席で脂汗を浮かべながら一刻も早い到着をぶつぶつ唱えて祈る羽目になってしまった。

それで2年前に見つけたアユルヴェーダ(インド伝統医療)のクリニックに駆け込んでプロ中のプロに腰回りを揉んでもらったところ幾分良くはなったのだが、筋肉バランスがズレたのか今度は寝ている最中に足のこむら返り(ただし脹脛ではなく足首)に見舞われたのだ。

なんだよ、コムラ返りくらい・・というなかれ。なんと一晩で右足3回左足2回と合計5回もである。それでその晩は眠れずに過ごしていたら今度は風邪を引いたらしく、足の痛みも手伝って翌日一日中潰すことになったのだ。

それ以外にも原因不明の腹痛に全身嫌悪感。これはトンローの玄風館という焼肉屋で飲んだ味が変なシンハビールが原因だと思うが、こいつがやっと良くなってサムイ島に移住したら痔にかかる・・と全く踏んだり蹴ったりの旅になってしまったのだ。

30年前バックパック一つでインドへと渡り、しかしベナレスでガンジス川の水を謝って飲んだ結果どえらい病になってしまい83キロだった体重が返ってくるときには67キロに減っていたなんて経験はあるけれど、筆者はもともと頑丈だから20年に渡って海外営業マンとして数知れず旅に出たけれど病にかかったのは五本の指で数えられるだけである。

それが今回の旅ではすでに指四つの病になってしまうとは。全く年はとりたくないもので、こうなると10年後には初日に指5本くらいなってしまうかも・・。となるとやっぱり体が動けるうちに行けるとこには行っとかないとな・・と考えるのがボヘミアンのサガでありまして、ボロがではじめた身体ではあるけど前に進んでいきましょ。

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